ランニング、マラソン、トレーニング、ジョグ
フルマラソン完走を目指す市民ランナーの皆さん、日々のトレーニングお疲れ様です!
ランニングトレーニングといえば、スピード練習やインターバル走など、つらいイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?
しかし、ランニングにおいて最も重要なトレーニングは実は「ジョグ」なのです。
「え?ジョグってゆっくり走るだけじゃん…?」そう思った方もいるかもしれません。
ところがどっこい、ジョグには様々な効果があり、ランニングパフォーマンス向上に欠かせない要素が詰まっているのです。
今回は、市民ランナーの皆さんに向けて、ジョグの重要性について徹底解説していきます。
ジョグとは?
ジョグとは、ゆっくりとしたペースで走るトレーニングのこと。
「息が切れない程度」「会話ができる程度」のペースを維持して走ることがポイントです。
具体的なペースは人それぞれですが、一般的にはキロ7分〜8分程度のペースで走る方が多いようです。
ジョグの効果
ジョグには、以下のような効果が期待できます。
- 持久力向上 ジョグは、長時間動き続けるための持久力を養うのに最適なトレーニングです。 ゆっくりとしたペースで走ることで、体内の毛細血管が発達し、酸素を効率よく筋肉に運べるようになります。 また、ミトコンドリアが増加することで、エネルギー生産効率もアップします。
- 疲労回復 ジョグは、疲労回復を促進する効果も期待できます。 軽い運動をすることで、血行が促進され、疲労物質が排出されやすくなるためです。 ハードなトレーニングの翌日に行うことで、筋肉痛や疲労感を軽減することができます。
- ランニングフォーム改善 ジョグは、ランニングフォームを改善する良い機会です。 スピードを出さない分、体の動きに意識を集中しやすくなるため、正しいフォームを身につけることができます。 フォームが改善されれば、怪我の予防にもつながります。
- 精神的なリフレッシュ ジョグは、精神的なリフレッシュにも効果的です。 軽い運動をすることで、ストレス解消ホルモンが分泌され、リラックス効果が期待できます。 また、景色を楽しみながら走ったり、音楽を聴きながら走ったりすることで、気分転換にもなります。
ジョグを取り入れたトレーニング方法
ジョグは、ランニングトレーニングにどのように取り入れれば良いのでしょうか?
具体的な方法をいくつかご紹介します。
- 毎日のトレーニングに組み込む ジョグは、毎日行っても問題ありません。 むしろ、毎日行うことで、より効果を実感しやすくなります。 スピード練習やインターバル走などのハードなトレーニングを行う日は、ジョグを短めにしたり、休息日にしたりするなど、調整しましょう。
- LSD(ロングスローディスタンス) LSDとは、長い距離をゆっくりと走るトレーニングのこと。 ジョグよりもさらにゆっくりとしたペースで、長時間走り続けます。 LSDを行うことで、持久力向上や脂肪燃焼効果が期待できます。 月に1〜2回程度、LSDを取り入れてみましょう。
- リカバリージョグ リカバリージョグとは、ハードなトレーニングの翌日に行うジョグのこと。 疲労回復を目的としたジョグで、非常にゆっくりとしたペースで行います。 筋肉痛や疲労感を軽減する効果が期待できます。
ジョグを行う上での注意点
ジョグを行う上での注意点をいくつかご紹介します。
- 無理のないペースで走る ジョグは、あくまでも「ゆっくりと走る」トレーニングです。 息が切れたり、会話ができなくなるほどのペースで走るのは避けましょう。 自分の体力レベルに合わせたペースで、無理なく走り続けることが大切です。
- 適切な距離を走る ジョグの距離は、体力レベルやトレーニングの目的によって異なります。 初心者の方は、30分〜1時間程度を目安にジョグを行いましょう。 慣れてきたら、徐々に距離を伸ばしていくと良いでしょう。
- 水分補給を忘れずに ジョグ中は、こまめな水分補給を心がけましょう。 特に夏場は、脱水症状を起こしやすくなるため、注意が必要です。 スポーツドリンクなどを携帯し、水分補給を忘れずに行いましょう。
- 怪我に注意 ジョグは、比較的負荷の低いトレーニングですが、それでも怪我のリスクはゼロではありません。 走る前にしっかりと準備運動を行い、体の状態をチェックしてから走り始めましょう。 また、痛みを感じたら、無理せず中止するようにしましょう。
まとめ
今回は、ランニングトレーニングにおけるジョグの必要性について解説しました。
ジョグは、持久力向上、疲労回復、ランニングフォーム改善、精神的なリフレッシュなど、様々な効果が期待できるトレーニングです。
市民ランナーの皆さんは、ぜひジョグをトレーニングに取り入れて、ランニングパフォーマンス向上を目指しましょう!